「そうです。だから、気にしないで?」


本当に先輩たちは優しいなーなんて思いながら、飾りつけも終えた。


先輩たちが引退の時のように、茜先輩がケーキを焼いてくれて、テーブルの上に置かれている。


「あとは男子たちを待つだけね?」


楓先輩がそういったとき……


「入るぞー」


ちょうど男子たちがやってきた。