うちまでの距離がやけに長く感じる














プップー





アタシの横に付けられた車の窓が開く


「沙希ちゃ〜ん」






「楓さん!」




「買い出しいってたんだけど、沙希ちゃんちこの辺なんだぁ〜」






「祐介地方だっけ?」




テレビやネットで高井さんの居場所をみんなが知ってる




ある意味すごいな。。





「何かご馳走するから店おいでよ。はい乗った」





勢いに負けた感じで楓さんの車に乗る




「楓さんって高井さんのこと昔から知ってるんですよね?」




「知ってるよ。どうした?悩み相談?笑」



この軽い感じがアタシの心をホッとさせる





「なんか。。。アタシなんかでいいんですかね?」





「(爆)




ゴメン。。。お腹痛い」






「何がそんなに面白いんですかっ!!」






「いやいやもう少し自分に自信持ちなよ。」






「でも。。。」







「はいっ!ついたよ」









楓さんは店につくまで1人笑い続けた











「何食べたい?



いいかげんデミ系は飽きてきたんじゃない?笑」






。。。確かに



高井さんと一緒のときはずっとそれを食べ続けてるし。。






「えっとぉ。。じゃあエビピラフで」




「おっけーい。カウンターに座ってて」