夜が明ける




朝の番組には高井さんの姿。。




そしてあの優しい笑顔





・・・エッ


その横には結衣さん。。。






共演してたんだ。。。



ピッタリと高井さんの横にたった結衣さんはさすがにキレイ。。。




司会の人の質問に答える高井さんをジーっと見つめてる



・・・恋する女の目



今九州かぁ。。。



・・・会いたい






「ねぇ?高井さんから連絡ないの?」





「ない」








「あの人一緒に映ってたよ!」







葵も同じテレビを見てたんだ。。





「まぁ大丈夫じゃない?」





内心は不安でいっぱいだった




でも信じる



この日も連絡はなかった



自分からしてみれば?





でも。。返信がなかったらきっと今よりショックは大きい





弱いなアタシ。





「沙希〜今日拓ちゃんとご飯いくけど一緒にいかない?」





「うーん。。。やめとこっかな。ありがとう。楽しんできて」





うちに帰ったら高井さんにメールしてみよう







駅のホームにも映画のポスターが貼ってある





ここにいるのが高井さんの彼女なんて誰1人知らない




20才くらいの女の子達がポスターの前に群がる






その光景を後ろから見ながらまたメールする勇気をなくす






アタシが付き合っている人はすごい人なんだ。。





改めて考えるとまた溜息がでる






溜息の数だけ幸せが逃げるならもう幸せ残ってないな。。