「そっか。。。」





「沙希と高井さん一緒にいたの知ってたし
なんとなく沙希には言いづらかった。。。」





「心配したよ?」






「うん。。。。。

ごめんね。。。。拓ちゃんに嫌われちゃったかな?」






「拓はそんなんで嫌いになんかならないよ」







「そうかな。。。。。」






葵は下を向いたままで一度も目をあわせてくれなかった




葵をそこまで追い詰めたのはアタシかも知れない





でもどうしたらいいのか本当に分からない





「拓ちゃん以上の人見つけちゃった」





笑っていった葵は。。。。



心の底では拓を思い続けてたのに。。





アタシもそれに気づいてたはずなのに。。







アタシは正直ホッとしてたんだ









葵も新しいとこで幸せを見つけたって。。






結局は自分の幸せだけを考えてたのかも知れない







「葵、歩ける?」






「うん」





「じゃあ送るよ」





「うん」





「拓に話さなくていいの?」




「うん」





「じゃあ帰ることだけ伝えてくるね」






「。。。。。。」










今傍に居て欲しいのはきっとアタシじゃない。。







「拓!!」







「おう。話できた?」




「うん。。。」






「。。。拓、葵のことお願いできるかな?」






「いいよ。ちょっとだけ待ってて」







「葵。。。おせっかいかも知れないけど。。。。」







拓が来たのを確認してアタシは席を外した。。。