「沙希ちゃ〜ん」



ドアの向こうにニヤリとした顔




あ〜拓か。。






結城拓


26歳


イベント関連の会社の跡取り


高校からの何でも話せる男友達






アタシの性格を全て分かった上で一緒にいてくれる







「なに?」




「沙希ちゃん、マサキと別れたの?」





またストレートに。。




「そうだね。。」






「沙希ちゃんにプレゼントあるんだけどぉ」





ニヤリ




たまにする何かを企んでる顔。。



「拓がプレゼントなんて怪しいし」






「また可愛げがない!笑」





可愛げがないのは自分が一番分かってるって。。




「だからぁー何?」






「じゃ〜ん」







「えっ??」






アタシは拓からそれを取り上げて顔を近づける





「高井祐介の舞台のチケット!?」






「そうだよ」







「しかも。。。。最前列!!!!」








「そうそう。笑」





「拓よく手に入ったね〜!!」







「俺を誰だと思ってるの?失恋記念プレゼント」








「た〜く〜!!泣」








「お前その舞台3ヶ月後だからその干物女っぶりどうにかしとけよな」









そういって拓は帰っていった