5月の夜風は心地よくて





車から降りる




「沙希。




多分これからもいろいろな事があって不安にさせるかも知れないけど。。。。

俺が必ず守るからついてきて」








高井さんの胸の中でうなずいた





暖かい





なんだかすごく安心できる





きっとアタシ達は大丈夫






突然の着信音にドキッとなる






「祐介!中田さん、マジギレ!!」









「俺のおごりでオムライスだしといて」









(笑)





オムライス喜ぶかな。。。






高井さんの運転で急いで店に戻る







案の定中田さんはカンカンで口も聞いてくれない






「謝ってるのに~」





「お前は何回痛い目にあったら気が済むんだ」






「もうしないって。」







まるでお父さんか先生に怒られてるようで楓さんはキッチンの奥で笑ってた







でも中田さんが座ってる席にはしっかりオムライスを食べた形跡があった。