ピンポーン





「はぃ。。」





ガチャ







「・・・高井さん?」







「チョコとりに来たんだけど。笑」






「。。。」






高井さんの顔をぼーっと見つめる







「何その顔。笑」







「。。。。」









玄関のドアが閉まる










「ちょっと俺、今マスコミに追われてるみたいだからここにくるのマネージャーが許してくれなくて」





。。。。







「全部嘘だから。」









高井さんの目はしっかりアタシを見て離さない





そしてそのまま高井さんの胸にスッポリとおさまった






「俺が好きなのは沙希ちゃんだから」








好き?







アタシ?






まだ言葉の意味が理解できない







「二人でどこかに行ったり普通のデ-トもできないかもしれない



でも。。



側にいて欲しいんだ。



俺と付き合ってほしい。」




「ほんとに?」





「ほんとに」





顔を上げた瞬間高井さんと唇が重なった。