「なんか好きなんだよね。。このバンド。。ギターの音がたまらなく好き」




「それ分かる!!俺もバンドでギターしててさ。初めてこのバンド生で見たときヤバイって思った」





そう言って目を輝かせながら話しかけてくるマサキに魅かれた




初めて会った気がしない。



会話は途切れることもなく音楽について朝まで語り合った




後からマサキが年下だと知った



アタシが22歳でマサキが20歳





マサキは当時まだ大学生で設計の勉強をしてた




偶然アタシの就職先も建築関係だったから余計に話が合ったのかも知れない





アタシ達は友達としてよく遊ぶようになった




アタシはすぐにマサキの事が好きだという事に気づいた




でもなんとなく年下という事に抵抗があって自分から告白することはなかった







そして7月19日



アタシはマサキから告白された





あの時の気持ちは今でも憶えてる








付き合って1年目の記念日には指輪をプレゼントしてくれた




その指輪は今でもアタシの左手の薬指で光ってる







でもいつの間にかその指輪もマサキの気持ちも重くなったんだ









この恋は初めから甘える事のできない恋だった






マサキが年下だから?




そんなこと関係ない






アタシが悪い。。






いつの間にかしんどくなったんだ。。