テーブルの上に置かれたのはオムライスとハンバーグ。
「なんだよぉ~」
不思議そうに見るアタシに高井さんが笑う
「なんか高井さんのイメージと違うなと思って。笑」
「沙希ちゃん。コイツ無類のデミ好き。爆」
確かに両方ともいい匂いのするデミグラスソースがたっぷりかかっている
「沙希ちゃん嫌いだった?」
「好きですっ。笑」
オムライスを口いっぱいに頬張る高井さんを見てるだけで幸せだった。
高井さんがトイレに行くために席を立ったあと楓さんがやってきた
何その不適な笑み。。。
「沙希ちゃ〜ん」
ニカッ
「はい?」
「祐介の彼女?」
何を言い出すのやら。。
「違いますよぉ。笑」
「そうなんだぁ。。俺女連れてる祐介初めて見たから」
でも噂になってる女優さんも何人かいるしモテない訳がない。
そんな聞きたい思いを飲み込んだ。
「何二人でコソコソやってんだよ」
高井さんの言葉に
「別にぃ〜」
そう言って笑いながらアタシの方をチラッとみる
そしてまた戻っていった