仕事なんて手につかない





「香川久しぶりに出てきてボーっとするな」




「すみません」




「最近お前らしくないぞ」




「。。。。。」





「頑張れよ」






「。。はい」







きっと仕事に対しての頑張れだったけど、アタシはいろんな事への頑張れだと勝手に思い込んだ







「沙希、お昼いける?」




「うん」



「今日は外にでない?」





「そうだね」







アタシ達は近くのカフェに入った








「アタシね。。」





「うん」





「拓ちゃんが沙希のことを好きって分かってたよ」






「。。。。」






「でもそれは沙希のせいじゃない」







「。。。」







「アタシが拓ちゃんに好きになってもらえなかっただけ」






「・・・葵?」






「アタシ、アメリカについていけばよかったかな。笑」







「。。。。」






葵は少し寂しそうに笑ってた







「でも拓ちゃん帰ってきたらまた頑張る!だから沙希も高井さんの事頑張ってよ」






「。。。でも」






「でもじゃない。頑張ろっ」







「。。うん」







葵はいつからそんなに強くなったの?





いつの間にか立場逆転してるよ。。







でも葵のおかげでアタシは救われた