高井さんから渡された紙をポケットにいれて二人のもとへと走る



「沙希~!!はいっ出して」




「なにを?」





「隠しても無駄ぁ~ちゃんと見えてたんだからぁ!!」






そういって葵がポケットの中を探る






「葵~!」




「早く出して~」





「何もないって~」






アタシと葵の姿を拓が呆れた顔で見てた





「いい年して何やってんだか。。笑」





「だって沙希がぁ~」







それでもアタシは走って逃げた







「じゃあな」






「うん。今日はありがとう」






拓にお礼を言って葵と部屋に戻る







「そろそろ正直にいいなさいっ」






「。。。これ」







「え~!!沙希。。これってどういう意味?」







「分かんない」









その紙には高井さんの携帯の番号とメールアドレスが書いてあった









なんで?







「今日中にメールしなよ」







「無理だよ」







「それが礼儀だよ?」






「そうかな。。。」







「しなよ」







「わかったよ」







散々大騒ぎした葵が帰った後に携帯に登録する





高井祐介。。。