あの日からケーキ分のカロリーを消費するために頑張ったのに。。




ダイエットもうまくいかないまま舞台の日を迎えた




昨日から緊張して夜も眠れず、鏡に映るアタシはひどすぎる。





もぉ〜嫌だぁ。。




そんな泣き言をいっても時間は待ってくれない





化粧のりも悪い





「沙希ついたよぉ〜」




玄関のドアが開く




「こんなんじゃ会えない〜!!」





そんなアタシをみて葵はお腹を抱えて笑う






「寝れなかったんだ?笑」





「。。。も〜他人事だと思って。。」






「そんな沙希かわいいと思うよ。」






「そんな慰めいらないっ」






「じゃあとりあえず。。メイク落としてきて」






「なんで?」






「アタシがヘアメイクしてあげる」





葵は本当になんでも器用にこなす














「。。。どう?」





「葵。。。天才。。」







「ちょっとは元気でた?」




「うん」





それでも目の下のクマは薄っすらあったけど全然いい。






アタシ達は気合いを入れなおして劇場へと向かった







「おはよ〜」




「おう。おはよ」





「沙希。。顔色悪くない?」





「スッピンはこれの100倍ひどいよ。笑」






「それやばいな。。」






「葵が直してくれたんだよねぇ〜」





そういってわざと葵に話を振った






「さすが葵ちゃん。やるねぇ」




「でしょ〜」






よかった。。




拓も葵も変わりない