好きな人いるのかな。。



【見たぁ?】



【見たよ。】





【沙希に対するラブコールだったりして♪】





【ないょ】






高井さん。。。


少しは期待していいのかな?








【あっX'mas拓チャンとそっち行きまぁす!】



【えっほんとに〜楽しみぃ☆★】





【待っててね☆】





葵と拓に会える!




いっぱいいろんな素敵な場所に招待しよ。




調べとかなきゃ!




なんか緊張が抜けてお腹空いてきた





「千葉さんお腹空いたぁ。」




「もう俺たち食べたから自分で作れよ」







「え〜(泣)」




イタリアに来てから自炊なんてしたことがない




「何か買ってきます。」





イタリアの町並みを見ながらの散歩は素敵でどこまでも歩きたくなる。






サンドとかでいいゃ。





オレンジジュースとサンドウィッチを買いうちへと戻る





ローマの冬はカラッとした寒さで以外と好きだなぁ











「香川さん!!」




はぃ。。。




「香川さん!」




振り返っても誰もいない。。









交差点の向こうから人が走ってくる






「沙希」









高井さん?




でも。。。






その人が茶色のサングラスを外す。






「沙希」





「高井さん」





高井さんの胸の温もりはあの日のままで我慢してたアタシの感情が噴き出す







「ひどいょ」




「会いたかった」





「でもっ!」




抱きしめられた手に力が入る





「沙希、会いたかったよ」




「でもっ」