葵も拓も驚いていたけど反対はしなかった。





「高井さんには言わないで行くの?」




「うん。もうそれぞれの道を行くって決めたから。高井さんもそう思ってると思う。」




「そっか。アタシは沙希をずっと応援するから」






「ありがとう。。。葵」





「お前ほんと大丈夫なの?イタリア語どころか英語どころか日本語も微妙なときあるけど。。。笑」




拓なりの優しさ。。。。




分かってるよ。。。。





「結婚するならアタシが帰ってきてからにしてよね!」






「わかったよ」




「あと部屋の家賃もったいないから4月からの契約更新しないね」





「帰ったらどうするの?」





「とりあえず実家で。通えない距離でもないし」






「葵欲しいものあったら持っていっていいよ」







「。。。。なんか一生の別れみたいで寂しい」





「拓に旅費だしてもらって遊びにきて。。。笑」






「それいい!!」







「お前らなぁ!!」







この空間が好きだった





もうあの6人では会うことはないんだね







実家に移せるものは移して。。。。





足りないもの揃えて。。。。






ギリギリかぁ。。。






会社でも送別会をしてくれた





また帰ってくるからいいっていったのに。。。





「俺は飲みたいんだぁ!!」っていう部長の一声で決まった




「いいなぁ先輩イタリア。。かっこいい外人の彼氏作ってくださいね」





知佳ちゃん。。。。





今思えば二人して高井さんの熱狂的ファンだったね。。。笑




帰ったらまた一緒に高井さんの話で盛り上がれたらいいな。。。





明日、アタシは日本を離れる。。