話したいこといっぱいあったのに。。
聞いてほしいこといっぱいあったのに。。。
これ以上なにも言えない。
涙を拭いてくれる高井さんはそこにはいなくて切なそうな目でアタシをみる
「。。。。ゴメンな」
最後にアタシの頭をポンポンってして、部屋を出て行った
・・・なんでよぉ
嫌だょ。。。
・・・好きなのに
・・・大丈夫なのに
走って階段を下りる
・・・待って
待ってよ。。
目の前を高井さんの車が通り過ぎる
「高井さん!!」
どんどん遠くなる車を見ながらもぅ無理なんだなって思った
あれからアタシのケータイには高井さんからの着信は無くなった
結局キーケースも渡せないいまま
「香川〜昼から会議なっ」
「はぃ」
仕事は相変わらず忙しい
その方が高井さんのことを思い出す回数が減っていいかも知れない
もうすぐ春がくる
春になればきっとなにか新しいことを始められそうな気がする
この指輪はもう少しだけ。。。つけたままでもいいですか?
高井さんの舞台は好評のまま終演を迎え、次はまた映画の撮影がある。。と葵から聞いた
高井さん。頑張ってるんだぁ。。
アタシも頑張らなきゃ。
これからも高井祐介を1人のファンとして応援していこう
こんな形で終わってもこの1年はアタシにとって夢のような1年だった。