今日高井さんは会ってくれるだろうか



その事ばかりを考えて仕事の内容が頭に入ってこない



お昼、葵と食堂に行く



「何から話したらいいのかな。。。」



「沙希の話たいとこからでいいよ」



「うん」




「マサキが隆弘にギター教えてくれるっていぅ話は前にしたよね?」




「うん」





「それが土曜日だったのね」




「うん」




「それで実家に一緒に行って夜うちまで送ってもらって。。。」




「うん」





「マサキに抱きしめられて。。。」





「嘘。。」





「そこを高井さんに見られた」






「えっ?」



「。。。」






「見られたって。。





高井さんとマサキ君はお互い顔見たの?」







「。。うん」






「じゃあマサキ君は沙希の彼氏が高井祐介って知ったんだよね?」






「それっ大丈夫?」






「マサキは人に言ったりしないょ」





「でも。。。





っで高井さんはどうなの?」






「連絡とれなぃ」







「アタシが悪いんだょ」






「そんなに目腫らして。
なんで電話してこないカナ。

すぐにでもいったのに」






「人に頼ってばかりじゃダメだなぁって」







「沙希はもっと甘えていいんだょ」






「ありがとぅ葵」





頼んだ食事もほとんど喉を通ることなく返しに行く





「今日会えたらいいね」





「うん」