プップー





車の窓が開く




「楓さん!!」





楓さんの連絡先とか知らないからあの日から話もしてなかった







「送るよ」







「いいんですか?」






「いいから」






「スミマセン。。。」







「沙希ちゃん大丈夫だった?」







「。。。。なんとか」







「結衣のせいでゴメンね。結衣もあれから一度も店来てないんだ。なんか常に誰かに見張られてるような気がするんだよね」











「今も??」






「芸能人の集まる店かなんかと勘違いしてるんじゃない?」







「高井さんの隠れ家だったのに。。。」








「仕方ないね。。でもそのうちマスコミもこなくなるんじゃない?祐介とは連絡とってる?」






「たまに」







「中田さん厳しいもんなぁ。。」






中田さんという言葉にドキッとする







「でも祐介は沙希ちゃんが思ってる以上に沙希ちゃんのこと好きだから」







「そうなのかなぁ。。。



やっぱり自信ないです。。。」







「大丈夫!俺が保証するから!


あッこれに連絡先書いてるからなんかあったらかけてきて。


何もなくてもかけてきてくれていいょ。。笑」










店の名刺に楓さんのケータイ番号がかかれていた。








うちの前につく。






「ありがとうございます」









「いえいえ。じゃあまたね」





そういうと楓さんは帰っていった