「じゃあ行く時教えて」





「はいよ」







「お待たせしましたぁ」





かわいいバイトの女の子が運んでくれる






「いただきまぁす」






「ん?



おいしーぃ!!」






「だろ?絶対に沙希好きだと思った」






「うん。おいしぃ」





周りから見たらデートしてるみたぃに見えるのかな





高井さんとは絶対できない事





「沙希、彼氏とはうまくいってる?」





一瞬、間があく





「いってるょ」






「ならよかった。相談ならのるからいつでも連絡くださいね。香川さん(笑)」




「はい。ありがとうございます(笑)」




それからお母さんの事や隆弘の事で盛り上がった



マサキが俺が払うって聞かないからごちそうになり店をでた







「じゃあ昼からもがんばろっ」





2人で席に戻る





自分が楽しんでる事に罪悪感を感じながらも



これは仕事だから



と言い聞かせる





仕事中はお互い一つのゴールに向かって必死で働いた






「あー背中痛いぃ」




背伸びをするアタシに優しく笑いかけるマサキが少しかっこよく見える






アタシ何考えてるんだろ





寂しいからってそれはない




「じゃあこのくらいで。
沙希ありがとう」





「いえいえ」






「俺車だから送ろうか?」





「ううん。アタシ一回会社戻るし」




そういってタクシー券を見せる





「じゃあまた明日もお願いします」




「はぃ」







「お先に失礼します」





そういって設計事務所を後にした