中田さんには中田さんの役割がある





それは高井さんを俳優として大きくすること





それでもショックだった








中田さんはいろんなことを言いながらもアタシを認めてくれてるってどこかで思ってたんだ








目に涙が溜まっていく








「沙希?」









「。。。。」











「大丈夫?」










「うん。ゴメン」









「今だけ我慢すればいいんだよ?」










「うん。」








「とりあえずでる?」







そしてアタシと葵はお店を出た






中田さんももう店にはいない。










駅に向かう途中舞台のパンフレットを持った女の子たちとすれ違う。







。。。会えないならファンの1人の方がよかったよ






そしてそのまま葵と別れて部屋に戻った