「無理です!」



「はぃ!


じゃあ祐介いってみて」



ニヤリ






絶対鬼だ




「は〜や〜くぅ」




お酒が入ってるのもあってすごく距離が近い





「沙希〜いってよ」





もぉ。。どうせ今言っても明日には忘れてるよね





「ゆ、ゆうすけ。。。」




「よくできました♪」





ギュッ





引っ張られた手が熱い



抱きしめられた体が熱い




高井さんの心臓の音が早い




そしてアタシも。。。




お互い何も口にしなぃ




ただ抱きしめあってるだけ





「沙希」




高井さんの胸につけていた顔をあげる



高井さんの顔が近づく



甘くて優しいキス




背中に回された手に力が入る




甘いキスが少しずつ激しくなっていく





・・・息ができなぃ





「ンッ」






「大切にするから」










「ウン」









高井さんの鼓動とアタシの鼓動が一つになる









夢。。。







あの高井さんとこうして一つになってるんだよね








顔を見ることもできない







体にかけられた白いシーツをギュッと握る







幸せっていう言葉じゃ伝えきれない







繋がれた手をギュッと握り返して天井を見てた






自然と涙がこぼれる








これからのアタシは大丈夫?






大きすぎる幸せと少しの戸惑いと不安