数学の宿題。

そう言えば、夕方投げ出したままだった。

僕は自分の机に行き、卓上の電気スタンドを点ける。

途中投げ出した問いまで含めると、方程式があと3つ。

難しいわけではない。

解けないわけでもない。

まるで、今の僕と柊のようだ。

果たして、僕が出す答えは「正解」を貰えるのだろうか。