時間は進んでいくのに、記憶の時は止まったまま。



みんなも私と同じく成長していくはずなのに、私の記憶の中のみんなは、あの日々が全て。



久しぶりに会って、変わっていないなあと思った。



でも、そんなちっぽけな時間で塗り替えられるほど、記憶は小さくない。






私の知らないことがあって、当然。





……わかっている。



そうやって、何度自分を説得したか。



そうだよねって理解して、やっぱりわからないって首をふって首を横に振って……。







たどり着いた今は、実はそんなに進歩していないだろう。