「…どうした。お前らが昼にここ来るなんて珍しいな」 「ちと、会長に用があってな」 翌日の昼休み。 二、三年は6時間、一年は4時間授業。 「俺に?もっと珍しいな」 昼休みは生徒会室に会長しかいないのをわかっていた二人は、 弁当を持って生徒会室を訪れていた。 「最悪なことにお前しかいねぇんだよ」 いやいやな顔で答えながら座るコウに対し、 苦笑いで定位置に座るレイ。