「100点…」
自分で小さく呟いてしまう。

そう、隣には自分の幼馴染
双葉 空 (ふたば そら)

長身で、運動も勉強もできて、雑誌の読者モデルもするくらいかっこいい。


けれど、いつも授業寝てるくせに
100点とるなんてこいつはおかしい。

しかも当て付けのように私に見える角度で点数を見えるようにするなんて、酷いやつだと改めて思う。

イスに座ると、空は大きな体を起こして
横目で私をみる。

「……25…笑」

…今、、半笑いで点数いった…?!

「そうだよ!いつものことじゃんか、
100とったからって、歌は私に負け
るじゃんか!」

こーやっていつも喧嘩になる。
もう、今日はついてないなぁ…。