ピピピピピッ………ピピピピピッ………ピピッ



「……………あー………朝ですか?」




起きて早々目覚まし時計に話しかけてしまった。



あたしは馬鹿か。



眠いッス………



あたしはゆっくりとからだを起こす。



はぁ………学校だるっ………



でも行かないと単位とれないし………



仕方なくダラダラと制服に着替えはじめる。



すると部屋のドアのむこうから
勢いよく階段をかけ上がる音が聞こえる。



その音がどんどんと近づいてきて
ドアが勢いよく開いた。





「おっはよぉーっ!!!」



マジですか。



ドアのむこうから姿をあらわしたのは
あたしのおにーちゃん。



今のあたし?

下着姿だよ!!




「ノックしろっていつもいってんじゃん。」



でもおにーちゃんはそんな
あたしの姿を気にもせずにつづける。



「なんだよー!はずかしいのかー?



安心しろ!お前の下着姿なんかみたって
俺は欲情しないか………「死ね。」」



「着替えたら下に行くから待ってて。」



「はーい。」




もー朝から鬱陶しい!




さっさか準備してリビングにむかうとするか……