「私は相模原青葉。B組。永山中出身。 よろしく。」
必要最低限のことだけ言った。

するとひかると呼ばれていた男子が、
目を見開いてこちらを見た。

私に近づいてくる。

「……相模原、青葉?」
「……そうだけど、何?」

目付きの悪い目で顔をじっと見られている。ガンでも飛ばしてるのだろうか。

「……青葉。」
そいつはそう呟いて、私を抱き締めた。