しかしあれは一体どういうことなのだろうか。
あんなに鋭く光ったものの、本人はケロリとした顔で全然平気な様子だった。
それほど労力も使わないし、体にはダメージは一切無い様に見える。
「やっぱり俺達は・・・何なんだ?ろくに自分達のことも分かりもしない。俺たちのことを知ってる奴はこの広い平野探してもいないだろうな・・・」
ショーンは少し儚い表情をしている。
「実際、私達も自分で自分を理解していない。深く考えるのはやめよう。」
私は自分自信が怖いと初めて感じた。
人という生き物は必ず、赤ん坊から生まれ、どんな形であれ最後は死んでいく。
しかし私たちは成人したような体系でいつしか此処にいて、赤ん坊から進化したわけでもなく、老人から退化したしたわけでもない。
いきなり降り立った。
「深く考えるのはやめよう。」
私は自分に言い聞かせるようにもう一度小さく呟き、無理やり考えに蓋をした。
なぜか知ってはいけない気がした。