「でも・・・人間にはない特徴だってあるわ。」
カレンが言った。

「まず、あたし達のこの能力。弱点が透いてみえるなんて・・・おかしいわよ。あと・・・この目の色。もともとみんな猫のような・・・黒目が細くなっていることや、この手の平の文様・・・」

カレンはそういうと手の平の文様を見つめた。


くるくると蔦がまとわりついているような菱形の形の文様。

最大限の力が発揮されたとき、この文様が辺り一帯を包み込むような光を放つ。


かつてショーンがターゲットに抹消されそうになったとき、彼はとてつもなく激しい光を放った。


私とカレンも思わず目を瞑るような・・・白くてギラギラした光は今でも脳裏にしっかりと焼きついている。