私達はテントに戻ると、甲冑を脱ぎ、それぞれのベットへ向かう。
「ショーン。今日のターゲットも楽勝だったか?」
「ああ。朝飯前ってとこよ」
ショーンは自信ありげに返事した。
ターゲットとはいえ抹消することは感情のある私たちにはよくないことだ。
人間の形をしているものがほとんどだし、抹消と言っても見た目からすれば虐殺だ。
まてよ・・・?
・・・私たちに考えることが出来て・・・しかも感情という生まれ持った才能を持っている。
私たちは・・・
「人間なのか?」
私は気付くと声に出していた。
「は?」
ショーンがポカンとした表情で私を見ている。
カレンは・・・「なんだコイツは」とでも言いたげな冷たい表情で私を見据えている。