最初に優しくしてくれた旦那様と奥様も次第にきつく私にあたることは自然なことだと思う。



だって、....私が大切な葵様を殺したから。




一族の名誉のために警察には誤った刃物の使い方で事故死ということに奥様がしてくださったため私は警察沙汰には捕まっていない。




「朝陽、何回言ったら分かるの?ブーツはこっちの13段目に入れてって言ったわよね?」



「すいません、奥様」



「はあ...まったく。こんなに出来が悪い子初めて見たわ」



耐えろ、私...



何にも感じなくなれば悲しくも悔しくもない。



心がなくなっちゃえばいい。



そう...



氷みたいに全て凍りつけばいいのに。