そして、渡されたナイフで指先を切った

何考えてるんだ?

「安心しろ、悪い様にはしない」

俺の右肩に血を垂らした

ミウとミナミは何をして居るのかと覗き込む

血はじんわりと広がり、黒いバラの紋章になった

「それは、君がブラックナイトだと言う印だよ」

アイさんは伸びをした

これが印なのか

試しに触ってみたがけして消える事は無かった

「綺麗」

さすが兵長、仕事が速いな

2人にも紋章を付け終わって居た

ミウは紋章が気にいったみたいだ

「それでブラックナイトの寮に入れるぞ」

ヒヨリさんはもう一度ソファーに座る

黙って居たゼロさんが口を開く

「おめでとう、これでお前達はブラックナイトの一員だ」

ゼロさんは初めて俺達に笑った顔を見せてくれた