そんな事を口々に言いながら俺達は、寮へ入った

「遅いぞ、アイ」

寮に入ったすぐの所のソファーに兵長2人が座って居た

「ごめんごめん」

今案内してくれた男は、アイ…さんと言う様だ

「ねえねえ、ゼロさんってさ、カッコイイのにいつも怒ってるよねぇ」

ミウが俺の肩をグッと下に下げ、耳打ちした

「確かにな」

ちょと痛かった

「好きな所に座って」

アイさんがニコニコしながらソファーに座った

俺達はゼロさん達が座って居る向かいのソファーに座った

かなり緊張して居るのだろう、良く喋るミナミが珍しく黙って居た

「おい、起きろ」

ゼロさんに寄っかかって半分ねて居たヒヨリさんをゼロさんはペチペチと叩いて起こした

「ん…ああ、すまない」

ヒヨリさんも寝るんだな

「さて、お前達はブラックナイトに指名された訳だが、どうする」

ゼロさんが足を組み、そこに頬杖をついた

ああ、確かそれでここに居るんだっけ

何か色んな事があってわかん無くなってた

「どうするって?」

くだらない事を考えて居ると、ミナミが口を開く

「入るか入らないかって事だ」

眠そうに目をこすりながらヒヨリさんが問う

へー、一応拒否権は有るんだ

「これは命令じゃないからね」

相変わらずニコニコして居るアイさん