まぁ、他人の恋愛に口だすなんて良いことじゃないしね。


「…なんてね、八幡さん、気にしないで」


八幡さんが、…陸を好きなら、今すぐ止めさせたい。


「ごめんね、僕もきつかった…、でも、気を付けて」


ふと彼女を見ると、震えていた。


「八幡さん?」


彼女は小さく呟いた…嫌だ?何が…


すると、電話をしていた女の子が走ってきた。


「ちょっと、林檎!」


女の子は背中を擦っていた。何か、やばいやつじゃ…


「っ!!」

「林檎!」

「大丈夫!?」


僕達に今気付いたようにこっちをみる彼女は、怯えていた。僕に対してだろうか。