【響 side】



ふぅ…転校先決めるのとかに手間取って遅くなっちまったな…

急いで帰らねぇと……


そう思い俺は駐輪場に向かう

だが、ふとあることを思い出す

響「電話しよ…」

そう呟くとポケットから携帯をとりだし電話帳を開く
そして谷口 雅ータニグチ ミヤビーの携帯番号に電話をかける


プルル…プルル…

3秒ほど待つと俺とは大違いの高い声が聞こえた

雅《はいはい、なぁ~に?響》

響「あのさ、俺、赤蘭高校に通うことになった」

雅《へーそうなん………ってえええええええええええ!!》

俺は思わず携帯を耳から遠ざける

響「うるせぇ…!!」

雅《あ、ごめん…で!なんであんな不良男子校に通うことに!?》

~俺はここまでの経路を雅に話した~

響「つーことがあったから」
 
雅《ふむふむ。でもなんで赤蘭なの?》

響「校則が緩い、ウザイ女がいない、雷神の奴等がいる。あと、父さんがそこにはいれってさ」

雅《ふんふん、って2番目!!ボクらも女だからね》

気がついた奴もいるかもしれんが雅はボクッ子女子だ

響「で、ここからが本題なんだが、新しく幹部を追加してほしい」

雅《ほむほむ(バリボリゴクン)、誰を追加するの?》

こいつ…せんべいたべてるな…

響「・・・俺を」

雅《はぁぁあああああああああああああ!!?》

本日、雅は二度目の叫び声をあげた