廊下を歩いていると、擦れ違う生徒達がクスクス笑う。

まるで、手綱を握られる馬のようだ。

差し詰めリィは、霸龍闘という愛馬を操る騎手。

「リィ…ついて来ていいから、そろそろ弁髪放してくんね?」

衆目に晒されるのは、少々恥ずかしい霸龍闘。

ニコニコしながら、リィは放さない。

相変わらずちょいSですね。

結局の所、リィには敵わない霸龍闘。

赤面しつつも、リィにされるがまま、手綱を握られる。