霸龍闘の弁髪は、彼の言う『誇り』の象徴。

彼が、武闘派教師陣筆頭・早川 龍娘の息子である事の証。

「シンやリィが、勇者の血を引いている事を誇りに思っているのと同じかな」

そう言って霸龍闘は笑った。

「……」

無言のまま、微笑むリィ。

微笑んだまま。

「お?」

クイクイと弁髪を引っ張る。