「そういえば…」

リィは眠そうな顔で霸龍闘に訊ねる。

「この弁髪…お風呂に入る時はどうしてるの…?」

「解いて入るよ。髪洗う時に髪を結ったままじゃ困るから」

「解いたら、霸龍闘はどんな感じ…?」

「普通の真っ直ぐな髪だよ」

「ふぅん…」

霸龍闘は癖っ毛ではないらしい。

興味深そうに、弁髪をニギニギ。

「寝る時はどうしてるの…?」

「寝る時も解いてるよ。朝、起きてから結うんだ」

「ふぅん…」

リィ、尚もニギニギ。