プルルルルル....プルルルルル....

「もしもしーっ。れあどうしたの??」

出るのはやっっ(笑)
まだ2コールしかしてないし。

「あっ...うん。突然なんだけどさ....
同じ高校行けなくなったんだわ。」

「えっ?? なんで急に…どうして?」


やっぱそーなるよね(笑)


「ほら、うち学校でいろいろあったじゃん?
だからお母さんが新しい所のが
いいんじゃないかって」


「あー。そーゆーことなら仕方ないか。
いま平気?高校変わることといいさ」


「うん…。」


玲音の優しい声が
すごくすごく安心してほっとして
思わず泣いてしまった。
玲音と離れるのがいや
人なんてきらい。
玲音以外の人なんて信用できない。



「ふぇ…ふっ…うぅーーー…っ」



一度出てしまった涙は
止まることを知らない
後から後から溢れてくる。


「大丈夫だよ。れあうちは、ちゃんとここにいる。
高校が離れてもうちらの友情は
そんな軽いもんじゃないでしょ?」


「うんっ、ひっく…うぅっ…」



ありがと。玲音には、ほんと感謝してる。
もう、絶対傷つけたりなんかしない。
玲音は、私が守るからっ。