「そう....よろしく、早速お願いね」
アニアはニコリとして言った。
「じゃあ、俺が先にやる」
そう言ってミカドは操縦席へと移った。
「時間は交代制にするといいのでは?」
アニアはミカドの後ろ姿にそう告げた。
ミカドは立ち止まってこくりと頷いた。
そして、ゆっくりと馬車が動き出す。
「じゃあ、私たちは悪魔対策会議でも、しましょうか」
アニアはシンシアに向けて言った。
そしてソファーとコーヒーテーブルを静かにセッティングした。
イルとラミアスもその様子を見ていて、
「「俺もいいか(い)?」」
と同時に言った。
それを見ていたシンシアはくすりと笑い、
「ねえ、いいんじゃない?アニア」
と言った。
「ええ。人数が多い方が対策のしようがあるんじゃないのかしら?」