ミカドは、自らが運転すると言って、操縦席に乗った。 アニアはミカドに次の行き先を伝えた。 ミカドは静かに頷いて馬車を走らせた。 アニアが操縦席から馬車の中へ顔を引っ込めると、シンシアが妖精界特有の窓ガラスを必死にはがしていた。