建物からアニア達は出てきた。
何故かもう魔物は出てこなかった。
アニアはしばらく立ち止まっていたが、シンシアに話しかけた。
「ちょっと待っててちょうだい。」
「?…あ、うん。」
アニアは了承を得て木々の合間に姿を消した。
ラミアスはそれを見て不審に思ったが、アニアを引き止めはしなかった。
誰かに声をかけられたからだ。
アニアは結構遠くまで来ると、周囲に誰もいないのを確認し、さっき手に入れた水神の鍵を手にとって、鍵に口づけをした。
すると、鍵が光り、妖精になった。
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