シンシアはまた回ってきた危機に必死に頭を回転させた。


上手く流せることないの〜?

うー。


だんだんと二人の目が細くなっていく(泣)


誰か!



助けてー!


「もし、ミカドの言う通りだったら?」


「は?」



全く予想をしていなかった方向からの言葉にミカドはびっくりした。



アニアは淡々と話す。



シンシアはアニアを止めようと手を伸ばしている。



けれど口は塞がれなかった。


「もし、シンシアが三十六系の鍵の一人だったらどうするの?」




ミカドはまさか…と唾を飲み込んだ。