「ああ。いいぜ。ほらよ!」

ソウは鍵をアニアに放り投げて一言加えた。


「だが、これを使えるのはこの世にいないと思うぜ?」


鍵を受け取ったアニアはソウの余分な一言にしかめっ面をした。



「なあ、良いだろ?リョウガ。」


「ああ。お前が賭けに負けただけだ。後で罰は受けてもらう。」


「はあ、またそのパターンか…。」


「当たり前だ。お前はそれに相当するバカをやらかしたんだ。」


リョウガはそう言いながら、魔法でゲートを開き去っていった。



ソウも慌てて中へ入っていった。



「じゃあな。お嬢ちゃん。また会おうぜ!!」


と言い残して…。