リョウガはソウと鍵の様子を見に来ていた。



とりあえず、盗まれてはいないか……。


自分が妖精界から盗んだものだが。



ふと、鍵を見つめていたソウが視線を扉のほうへ移した。



「……。足音がした気がするが、気のせいか?」




「いや、本当だ。俺もした。」




リョウガは淡々と答えた。




すると、バン!!!




大きな音をたてて扉が開いて壊れた。




リョウガは目を大きく見開いて、飛んできたドアの破片をジャンプして避けた。



そして、扉があった方を見ると、そこには二人の人間と妖精がいた。