中は魔物だらけだとアニアは察した。
そして素早く装置を取りだし、スイッチを入れた。
するとカサカサカサという音が聞こえる。
魔物は逃げたのだ。
アニアたちはとにかく歩いた。
「ここに扉がある。」
先頭を歩いていたミカドが後ろを向いて言う。
もう、一キロメートルは歩いていた。
「そう……。じゃあ、開けてみましょう。」
アニアはそう言い、ミカドと一緒に扉を押した。
扉は重い音をたて開いた。
だが、なにもなかった。
そこで部屋中を探し、隠してあった階段を見つけた。
そして上へ向かった。
そして、すぐにもうひとつ、上に上る階段を見つけた。
「階段の上りと下りが同じ部屋にあってよかったな。」
ミカドはガッツポーズをして言う。
「注意して。次は三階。最上階よ。」
すかさずアニアは言い、無言で上へと上がっていく。
ちっ。
どうみても、調子に乗るな、バカとしか聞こえない。
その通りに俺が調子に乗ってるバカにしか見えなくなってるじゃあないか!
ミカドはアニアに静かな苛立ちを覚えながらもアニアのいう通りに無言で上へと上がった。
そして素早く装置を取りだし、スイッチを入れた。
するとカサカサカサという音が聞こえる。
魔物は逃げたのだ。
アニアたちはとにかく歩いた。
「ここに扉がある。」
先頭を歩いていたミカドが後ろを向いて言う。
もう、一キロメートルは歩いていた。
「そう……。じゃあ、開けてみましょう。」
アニアはそう言い、ミカドと一緒に扉を押した。
扉は重い音をたて開いた。
だが、なにもなかった。
そこで部屋中を探し、隠してあった階段を見つけた。
そして上へ向かった。
そして、すぐにもうひとつ、上に上る階段を見つけた。
「階段の上りと下りが同じ部屋にあってよかったな。」
ミカドはガッツポーズをして言う。
「注意して。次は三階。最上階よ。」
すかさずアニアは言い、無言で上へと上がっていく。
ちっ。
どうみても、調子に乗るな、バカとしか聞こえない。
その通りに俺が調子に乗ってるバカにしか見えなくなってるじゃあないか!
ミカドはアニアに静かな苛立ちを覚えながらもアニアのいう通りに無言で上へと上がった。