石板には悪魔の古代文字が並んでいる。


実際、読むのも気持ち悪い。


何かの魔法がかかっているのだろう。


アニアはそれを読んだ。


内容は実に質素であった。


『我が門を開けるものは魔法を使うべし。さすれば開く。』


アニアは怒った。


一体何の魔法を使えば良いのかきちんと書いておいて頂戴!!!


そう、建物にも石板と同じ言葉が並んでいるだけなのだ。


アニアはその場に座り込んだ。