狗鷺は先生の腕を捻りあげた
さっきの瞳よりもさらに瞳を鋭どくして先生にこう言った
「い…づあ…!!」
「紫露にさわんじゃねぇ。」
狗鷺は私を引き寄せて先生から距離をとった
先生は捻られた腕を抑えながら狗鷺を睨んだ
「何をするんだ!!」
「あんたこそ紫露に何しようとしたんだよ。」
「俺は淡光を…。」
「俺から助けだそうとした、か?嘘つけ、あんたが言ってるのは綺麗事だ。」
「何を…教師が生徒を助けるのは当たり前だろう!」
その先生の言葉に狗鷺は鼻で笑った
「ハッ…当たり前、ねぇ。」
「何が可笑しい!」
先生はかなり頭にきているようだ
何先生挑発してんのよ…
その挑発にのってる先生も先生だけど…
私が頭を抱えていると狗鷺は信じられない言葉を言った
「あんた紫露を生徒として見てないだろ?」
生徒として見てない?
どうゆうこと?