いつもだったら楽しい道のりも

今日は何か一段と暗くて

雲で隠れた三日月は

私たちを照らしてはくれなかった

きっとそのせいだよ

なんて冗談っぽく言ってみるけど

息苦しそうに笑うその横顔は

この冷たい手では

触れなかった