俺らは数分歩いて、適当に近くのメンズのアクセサリーショップに入った
すると、入った途端に悠冴が子供のようにはしゃぎだした
悠「あっ!!これ超かっこいい!!あっ!!こっちもやべぇ!!」
目をキラキラさせながら色んなピアスを見ていた
…こんな子供みたいな奴と一緒にいるとか恥ずいから、俺は少し離れて一人で選んだ
そして散々悩んだ挙句、シンプルな青い石が入ったピアスと、少し大きめの赤い石の中に龍が描かれたピアスを選んで買った
何とか買い終えた俺は、仕方なく悠冴の元へ歩いた
悠「あ、朔!!もう買ったのか?相変わらず選ぶのが早いな!俺ももう選び終わったから、先に外で待っててよ!!」
と言った悠冴のカゴを見てみると、大量に色んなピアスが入れられていた
それを見て見ぬふりしてから、俺は外に出た
少しして悠冴が出てきたと思ったら、その手にはピアスを買ったとは思えないぐらい程のでかい袋を持っていた
『…いつも思うけどお前、買いすぎだろ』
呆れた視線を送っていると
悠「だってよー、後でまた買いに行くの面倒じゃね?だから、当分買いに行かなくて済むように一回に大量に買うんだよ」
…なるほどな
理解できなくもないが…
俺も自分でも分かるほどの面倒くさがりだ
でも別に物欲はそんなにねぇから……やっぱり理解できねぇな
俺の中で勝手に自己完結して、ショッピングモールを出た