『…温かい』

いくら俺と触れているからって
ただの人間が俺たちの
妖力から熱を感じ取れるとは思えない。

「こいつは、ただの娘ではないのか?」

眠っている美夜を覗き込む

「‥‥っ!」

突然苦しそうな顔をする美夜

「どうした?
…!?
なんだこの妖力!」

なぜこいつから妖力が!?

美夜の腕からどくどくと流れる妖力